Q.経歴を教えて下さい
いろんな飲食店で修行していました。
ここに来る前は北海道の中で5本指に入るくらい贅沢なレストランで働いていました。
何を使ってもいい、キャビアとかも好きに使ってください、と言われるようなレストランでした(笑)
Q.人気メニューや人気のサービスは何ですか?
当店は基本はカレー屋なのですが、恵庭の特産品「かぼちゃプリン」は実は僕が作っています。
特に工場も無く、当店の厨房で仕込んでいます。
かぼちゃプリンは、もともとは福井県のとあるホテルのシェフが作っていたのですが、あることがきっかけに、僕がそのプリンの製造を引き継ぐことになりました。
でもあまりレシピを教えてもらえなくて(笑)試行錯誤で、何度も何度もプリンを作って、同じ味に近づけるよう努力しました。
「こんなの作れるわけないよ」と投げ出しそうになったこともありましたが、今はうまく形にできたなと思っています。
今、かぼちゃプリンは恵庭の道の駅「花ロードえにわ」さんで取り扱っていただいています。今のところ(2012年10月現在)では道の駅以外にも、キオスク、どさんこプラザ、イトーヨーカドーでも取り扱っていただいています。
恵庭の特産品ですから、全ての素材は恵庭産の材料にこだわっています。
「かぼちゃプリン」は、もちろんカボチャに一番こだわっていて、恵庭産のえびすカボチャしか使っていません。もし恵庭産のかぼちゃの生産量が少なければ、他のかぼちゃの代用はせず、仕入が可能な分だけしか作りません。そのぐらいこだわっています。
ですから、えびすかぼちゃの出荷時期じゃない時は、かぼちゃプリンもあまり作れないので、ある意味、期間限定商品なのかもしれません。
かぼちゃプリンには、かぼちゃがだいたい3割近く入っています。
種をとって、皮をとって、中身を濾して…という作業をすると、実際に商品に使える部分は全体の4割ぐらいです。同じ作業を何度も繰り返さないといけないので、ものすごい手間をかけています。
料理の全てに言えることですが、食材を何かに変える瞬間、つまり第一次行程が一番重要で大変です。このときに「完成度の高いものができるかどうか」が決まると思うんですよね。かぼちゃの場合はペーストにする作業が第一行程なのですが、かぼちゃって温度変化に弱くて、すぐ発酵しちゃうんです。なのでいつも時間との勝負です。